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歯周病再生治療 広島

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皆さんこんにちは、今日の患者さんは右下の歯の歯周病が気になるとのことで来院された患者さんです。歯周病の再生のために外科処置を希望されたので歯周基本治療後(歯磨き指導や簡単な歯石除去など)に開始です。

レントゲンを見るとわかりますが、右下の6遠心の骨が垂直的に4mm程下がっていることが確認できました。歯周ポケット検査ですと7mm程のポケットです。

以前にも説明いたしましたが、垂直性の骨欠損は放置していると歯の喪失につながるので強くオペを薦めさせていただいております。↓の論文を興味があればご覧ください

垂直的骨欠損の歯周病の話ですが、骨縁下欠損の深さが4.5mm以上ではおよそ7割の歯が10年後に喪失するとされています。

このままの状態で放置していると10年後にこの歯が残っている可能性は約30パーセントです。歯がなくなってしまったあとは、インプラント、入れ歯、ブリッジなどで修復するため、お金と時間が余計にかかりますので、ここで歯周病を止めることが非常に大事です。

頬側歯肉剥離

まずは慎重に歯肉を剥離していきます。歯周組織再生のためには歯肉に無駄な創傷をなるべく作らない様にして、生体の治癒を骨を治すことにに集中してもらわなければいけません。

頬側骨欠損確認

きちんと骨膜まで剥離できました。頬側のコツ欠損を確認したら今度は舌側剥離です。

舌側歯肉剥離

こちらも慎重に剥離していきます。

不良肉芽除去

徹底的に骨欠損部についている感染してしまった肉芽を除去します。

リグロス塗布
縫合

最後に骨を再生させるリグロス(歯周病再生薬)を塗布して縫合して終了です。あとは安静にしてオペ後の注意点を守っていただければと思います。

術後の痛みはほぼなかったみたいで安心しました。1年後が楽しみです、患者さんもお疲れ様でした。